前回までは、いくつかのシーリング材の種類を紹介してきました。
今回はシーリング材を選ぶ2つのポイントを紹介します。
ポイントは、「メーカー」と「用途」です。
ポイント1.「メーカー」
1番のポイントは、大手メーカー品を選ぶことです。
価格は高くなりますが、品質や使い勝手がよく、初心者の方などは特にこちらを選ぶことをお勧めします。
ポイント2.「用途」
当たり前だと思われる方もいるかもしれませんが、意外と見落としがちなポイントとして、用途にあったシーリング材をちゃんと選ぶことです。
シーリングメーカーは様々な用途のシーリング材を販売しています。
例えば、サッシの隙間に使用するのであれば、シーリング材の用途にサッシ周りが表記されているもの、サイディング目地なら用途にサイディング周りが表記されているものを選んでください。
用途が違うものを使用すると、雨漏り修理直後は問題ありませんが、年数が経過すると不都合が生じてきてしまいます。
ぜひ、その用途に合ったシーリング材で雨漏り修理を行ってください。
シーリング材には「1成分型」と「2成分型」の2種類があります。
1成分型と2成分型は、「1液型」「2液型」と表記されている場合もありますが、
意味は、どちらも同じです。
それぞれの違いは、1成分型はそのままの状態で充填することのできるシーリング材です。
ご家庭ではこちらを使うのが一般的ですが、近年では業者も使用していることもあります。
2成分型はシーリングのほか、それを固める硬化材が別に必要なプロ向けのシーリング材です。
施工や管理に非常に手間が掛かるため、専門家ではない方には勧めません。
ご家庭での雨漏り修理の際には、1成分型のシーリング材をお選びください。
今回は、シーリング材の中の【油性系】、【アクリル系】をご紹介します。
【油性系】
油性系は、表面は皮膜ができ硬直しますが、内側は固まらないので注意が必要です。
用途としては、室内側の窓やドアの枠、陸屋根の防水層の立ち上がり、各種パネル及びボードの継ぎ目などです。
【アクリル系】
アクリル系は、硬化後に弾性体となり、湿った面にも使用できます。
用途としては、ALCパネルの立て目地 新築時のALCパネル目地に使われています。
しかし、耐久性がないため改修時にはほとんど使われません。
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窓は、数ある住まいの部材において、最重要ポイントです。
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今回はシーリング材の中の【ウレタン系】を紹介します。
ポリウレタン系とは、耐熱性、耐候性は他のコーキング材に劣りますが、後塗膜や目地周辺の非汚染性に優れています。
シリコン系とは、逆の特性がある材料です。
硬化後にゴム系の弾力を持ち、コンクリート、スレートなどに対し、汚染がありません。
耐久性はありますが、そのままの状態だと紫外線に弱く、
ホコリを吸い付けてしまい、汚れやすいため、塗膜で被せる場合に使用します。
用途としては、コンクリート・石材ストレート・木材・金属などがあります。
今回はシーリング材の中の【ウレタン系】を紹介します。
ウレタン系とは、硬化後にゴムのような弾力性を持ちます。
また、コンクリートやスレートなどに対して汚染がほぼありません。
耐久性はありますが紫外線に弱いので、住宅の外観箇所には適しません。
また、ホコリを吸い付ける性質があるため、汚れてしまうことがあり、
それを防ぐために、上から塗装する必要があります。
主に、コンクリート・木材・金属・配管などに使用されます。
今回はシーリング材の中の【シリコン系】を紹介します。
シリコン系とは耐熱性(-40度~150度まで)、耐候性に優れています。
特にガラス類によく接着する特性があります。
硝子のひび割れなどによる雨漏りに対して応急処置ができます。
一方、変成シリコン系と違い目地周辺を汚染することがあります。
耐候性があるため、外壁や屋根などによく使用されますが、外壁の目地に使用する場合には汚染防止処理が必要な材料になります。
今回はシーリング材の中の【変成シリコン系】を紹介します。
変成シリコン系とは耐熱性(-30度~90度)、耐候性、目地周辺の非汚染性などの特性があります。
また、柔軟性がありムーブメントの大きい金属類への使用も可能な材料です。
そのため、外壁の目地・窓枠・屋根板金・配管など、オールマイティーに使用できます。
耐候性があるため、外壁や屋根などによく使用され、
塗装前・塗装後のどちらでも使用可能な、大変優れたシーリング材です。
急な雨漏りや日曜大工の時に活躍するのがシーリング材です。
しかし、どのシーリング材を選べばいいのか困ったことはないでしょうか。
シーリングにも用途に合わせてさまざまな種類があります。
今回はシーリング材の基礎知識についてご紹介します。
シーリング材とは
住宅やビルなどの建物の防水性や気密性を保つため、外壁や窓枠等の継ぎ目や隙間に施工されるペースト状の建築材料です。
通常はシーリングガンを使い、該当箇所に充填されます。
また、雨漏り修理の際にも何度か登場した言葉として「コーキング材」があります。
シーリング材とコーキング材は厳密には異なりますが、ほぼ同じ用途で使用されています。
雨漏りの応急処置にも、シーリング材での修理方法を紹介しました。
急な雨漏り対策として住まいに常備しておくことをお勧めします。
前回、雨仕舞の重要性について紹介させていただきました。
雨仕舞の施工方法はとても難しいことがご理解いただけたでしょうか?
新築の場合はもちろんですが、とくに雨仕舞の修理は、
信頼できる施工業者を選ぶことが何より大切です。
雨漏りに関しては、施工業者の選び方で修理方法の提案や対応スピードが
大きく変わってしまいます。
施工業者に雨仕舞を施工してもらう際には、
どのような方法で雨仕舞をするのかをきちんと説明してもらってください。
一般の方でも、理解できるよう説明ができない会社は、
あまり雨仕舞についての知識や経験がないことが多いようです。
施工業者をしっかりと見極めることが、雨漏り防止・再発防止になります。
日栄商工では住まいのトータルケア専門家が雨漏り修理に伺います。
不安なことがございましたら、安心してご相談ください。