雨漏りによる二次被害~腐食編~
- 2018年03月15日
- 雨漏り・防水施工
雨漏り放置の二次被害シリーズ
こんにちは。
今回より雨漏りを放置、あるいは気がつかないまま長年経過してしまったが為に
起きてしまう直接被害・二次被害の恐ろしさをシリーズ化してお伝えしたいと思います。
今回のテーマは「腐食」
最初のテーマは「腐食」。
建築木材が雨漏りによって腐ってしまう原理と、恐ろしさについてです。
建築腐食のメカニズム
実は、雨漏りが直接木材を腐らせてしまう訳ではありません。
建築木材が腐ってしまうメカニズムに大きく関わっているのは「木材腐朽菌」と呼ばれる菌類です。
木材腐朽菌は、木材に含まれる難分解性である筈のリグニン、セルロースなどを分解する能力を持っているため、
木材を腐食させ耐久力を落としてしまいます。
木材腐朽菌の繁殖条件
そしてこの木材腐朽菌の繁殖条件は次の通りです。
- 湿度85%以上、木材含水率20%以上
- 温度20℃~30℃
- 酸素があること
- 栄養分は木材に含まれるリグニン、セルロース、ヘミセルロース
つまり、高温多湿下にある木材が大好物なわけです。
もうお解かりですね。雨漏りしている木材家屋が絶好の繁殖場所なのです。
木材腐朽菌によって腐食の進んだ木材は耐久力を失い、
最悪の場合、家屋の倒壊という大惨事に繋がりかねません。恐ろしいですね。
こんな事にならない為にも、雨漏りの早期修理はとても大事なことです!
雨漏りに気がついた方は、お早めに日栄商工にご相談ください。
お待ちしております。
次回は、雨漏りによるシロアリによる被害をテーマにお伝えしたいと思います!