雨期のある日本の住宅では、ほかの国と比べて雨漏り被害が多く発生しています。
ただ、同じく水のトラブルである「水漏れ」についても、年間を通して業者へのお問い合わせが絶えないそう。
おなじ水関連のトラブルでも、雨漏りと水漏れはまったくの別物です。
雨漏りか水漏れかで、修繕方法やその費用、保険対象になるかどうかまでも変わってきてしまうのです。
今回は、2つの水トラブルの、原因と保険適用の違いを比べてみましょう。
まず、それぞれが発生する原因についてです。
雨漏りは一般的に、「天候による自然災害」や「建物の自然な経年劣化」が原因とされています。
自然な劣化によって屋根や壁がもろくなっているところに台風が来て、天井から水が漏れた、というような事象が雨漏りの例です。
一方で水漏れは人的な事故によるものが多く、雨漏りと似たケースとしては、上の階の部屋で洗濯機のホースが外れてしまい、壁を伝って自分の部屋にまで水が漏れてきた、というような場合です。
雨漏りだと思って雨漏りの業者を呼んで修繕してもらったのに、すぐ再発したので調べたら上の階の人が原因だった!という勘違いも起こり得ます。
また、水漏れが原因の場合、修理に保険が利く場合が多いです。
上階の部屋の水漏れが原因だとして、たとえ上階に住む人がそれに気づかなかったとして、みなさんは被害を受ける立場になります。
このため、被害を受けた側には保険が適応させる場合がほとんどですし、また多くの保険会社でも、水漏れ用の保険を含めているようです。
雨漏りでも火災保険のなかに雨漏り修理が入っていることがありますが、保険期間や損害金額などに縛りがあるようです。
原因と保険の適用についてお話ししましたが、水のトラブルの中には、雨漏りなのか水漏れなのか分からないものもあります。
焦らず、どちらの業者で対処してもらうかをしっかり考えることが大切ですね。
日栄商工は、雨漏りの知識・経験の豊富なスタッフが揃っております。
雨漏りに関する質問から、点検、修理まで、お気軽にお問い合わせください。
今や家庭には欠かせない家電となったエアコン、夏にも冬にも大活躍しますよね。
しかし、そのエアコンから雨漏りが発生してしまう事があります。特に夏の雨の日はジメジメしているうえに雨漏りしていると気分も萎えてしまいますね。
エアコンの雨漏りの原因はなに?
よくあるエアコンの雨漏りの原因は、配管を通すために開けた穴から雨水が漏れてきてしまうというものです。エアコンを取り付けるために壁に穴をあけるのですが、その穴を塞ぐ処置がうまく行っていない為に起こります。
本来エアコンを取り付ける際には、配線の為に開けた穴の隙間に雨水などが入らないよう、補強したカバーを取り付けたり、シーリング作業という処置を行ったりします。
その結果、エアコン付近の穴からは雨水などが来ないようになっているのですが、うまく取り付けが出来ていなかったろ、そもそも取り付けを行っていない事で雨漏りが起こってしまいます。
対策方法は?
エアコン設置の為に開けた穴からの雨漏りを防ぐためには、事前にエアコン取り付け業者に確認する事が大切です。
通常ならば、工事をする際に雨漏りしないように処置を施すのですが、なかには施さないエアコン取り付け業者もいるため、不安な場合には工事をする際にシーリング作業を行うか確認をしましょう。
日栄商工は、雨漏りの知識・経験の豊富なスタッフが揃っております。
雨漏りに関する質問から、点検、修理まで、お気軽にお問い合わせください。
以前のコラムで、雨漏りが発生した場合の応急処置法についてご紹介しました。
その際にも、応急処置は充分に気をつけて行い、直ちに専門の業者に修理にきてもらうことをおすすめしました。
今回は特に注意が必要な応急処置「コーキング」について、詳しくご紹介したいと思います。
コーキングはシーリングともよばれており、壁や窓などの隙間に充填剤を注入して塞ぐ方法です。
最近流行しているDIYでもよく使われており、充填剤もホームセンターなどで簡単に入手できるため、手軽な応急処置という認識があるようです。
しかし、コーキングによる応急処置は万能ではありません。
この方法で使われる充填剤は、雨水の浸入を防ぐほかに、建物の動きにあわせて伸縮するゴムのような役割も担っています。
ゴムは伸縮を続けると、伸びる、あるいは切れてしまいます。
充填剤も同じく、補修を行ったとしても1年前後で劣化し、再び雨漏りが発生する確率が高くなってしまうのです。
雨漏り箇所はさまざまですが、瓦へコーキングする際はさらに注意が必要です。
瓦は凹凸が多いため、コーキング材でも塞ぎ漏れが発生する可能性があります。
それだけでなく、瓦と瓦のつなぎ目にコーキングを施すと、他の場所から雨水が入った場合にその水の逃げ場がなくなり、余計に雨漏りを悪化させてしまうこともあるのです。
また、このように短期間で劣化したコーキングの上からさらにコーキングを施すと、見栄えの悪さが目立ってしまうため、なるべく控えたいですね。
雨漏り発生時の応急措置は大切です。
ただ、正しい方法で措置できていない場合、そして業者を呼んでしっかり修理せず放置した場合、雨漏りはさらにひどくなってしまいます。
応急措置はやり方に充分気をつけて行うことを心がけましょう。
日栄商工は、雨漏りの知識・経験の豊富なスタッフが揃っております。
雨漏りに関する質問から、点検、修理まで、お気軽にお問い合わせください。
台風7号が無事に去ったと思いきや、すぐさま台風8号が南シナ海で発生しました。
この台風は日本には上陸しませんが、短いスパンで台風が発生するとなんだか気が気ではありません。
そこで、今回は台風に備えて雨漏りを防ぐ方法を見ていきましょう。
■雨樋のつまりをなくしておこう
雨樋の詰まりが原因で雨漏りをしてしまうことは少なくありません。
事前にこまめな掃除をして、詰まりをなくしておきましょう。
■瓦やストレートのズレを直そう
瓦やストレートがずれている場合は一旦外し、そこにコーキングを詰めて元の位置に戻しましょう。その際にコーキングと瓦・ストレートをしっかりと密着させましょう。
■外壁のヒビを埋めよう
外壁のヒビから雨漏りしてしまうケースも多くあります。
まずはヒビ割れた部分を削って隙間を作ります。その隙間にコーキングを埋め込み、隙間をなくしていきます。
外壁の塗装を塗り直してしまえば外観も違和感なく修復できます。
いかがでしたか?
日栄商工では専門家による調査を徹底的に行い、対策方法をご提案いたします。
今目の前におきている雨漏りだけでなく、これから雨漏りしないようにするためにどうするか、徹底したご提案、施工をいたします。
■雨漏りも困るけど、二次被害はもっとこわい!
雨漏りをして、家の中が水浸しになってしまう…想像しただけでもうんざりしてしまいますが、雨漏りの恐さはそれだけではありません。
雨漏りの本当の恐さは二次被害。
濡れた部分の劣化やカビに始まり、シロアリから腐食までたくさんの被害が潜んでいます。中でも漏電は感電や火災の原因にもなり、大きな被害を産む可能性があります。
漏電を防ぐには何に気をつけなければならないのか、一緒にみていきしょう。
■漏電の仕組み
電気機器には漏電を防ぐために、電気を通さない「絶縁体」が取り付けてあります。
しかし、この絶縁体が老朽や水分を含んでしまうことで機能を失い、電気が外に漏れ出すことがあります。これが漏電です。
漏電は私たちが普段それほど注意していない分、発生しても気付かずに感電や火災まで被害が及んでしまうケースが多く存在します。
■漏電への対策
感電や火災など、命の危険に及ぶ被害を防ぐために、予め対策することが大切です。
まず、自宅に「漏電ブレーカー(漏電遮断機)」が設置されているか確認しましょう。これは漏電した時に自動的に電流を止める装置で、多くは安全ブレーカーと一緒に分電盤に設置されています。
漏電ブレーカーが落ちた際には部屋の全てのブレーカーを落としましょう。次に、漏電ブレーカーを上げ、落としたブレーカーもひとつずつ上げていきます。
漏電している場所のブレーカーを上げると漏電ブレーカーが落ちるので、漏電している場所を見つけることができます。
■まとめ
雨漏りによる漏電は大変危険で恐い被害です。漏電を引き起こさないためにも、雨漏りをしてしまったら放置せずにしっかり直しましょう。
日栄商工では、創業50年以上の豊富な知識・経験と優秀なスタッフを取り揃えています。
些細なことでも雨漏りの事で気になる点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
実はあまり知られていませんが、雨漏りによって被害を受けるのは屋根ばかりではありません。家屋の至る所がダメージを受けています。
雨漏りが原因で高温多湿になり木材腐朽菌のキノコが発生することがあります。
そこで、今回はキノコについて紹介したいと思います。
キノコは、木材を餌に成長していく為、栄養源となった木材は腐ってしまいます。
そうなると、家屋の骨組みや内装等にも使われている木材に影響を及ぼし、破損させてしまう恐れが出てきます。
木材が破損してしまうと、家屋に重大な影響を及ぼす恐れがあるので、早急な対処が必要です。
家屋に影響を与える木材腐朽菌(キノコ)には「褐色腐朽菌」と「白色腐朽菌」の2種類があり、それぞれ害を与える木材や被害の特徴が異なってきます。
褐色腐朽菌は、主に杉やヒノキ、赤松や唐松等の針葉樹に影響を与え、木材の内部を侵食して亀裂を生じさせます。白色腐朽菌は、主にケヤキや栗、桑やミズナラ等の広葉樹に影響を与え、木材に豆粒大の穴を空けてしまいます。
見えない場所で知らない間に成長してしまいがちなので、できるだけ定期的に検査をしてもらうようにしましょう。
雨漏り、家屋のメンテナンスなら日栄商工にお任せください。
今回は少し不思議な夢占いのお話。
実際に雨漏りをしているのではなく、夢の中で、雨漏りをしていたことはありませんか?
雨漏りの夢は一体どんなことを表しているのでしょうか。
シチュエーションごとに見ていきましょう。
・雨漏りを見ている
雨漏りしているのを何もせず、ただ見ている夢は現在の自分の環境、境遇を不満に思っていることを表します。
理由が思い当たる人は、その不満から脱するために何か行動を起こしてみましょう。環境や境遇が変わるチャンスを掴めるかもしれません。
また、体調が優れない、ストレスが溜まっているという場合もありますので、少しでも不満を解消するようにしてみてください。
・雨漏りを受け止めている
あなたが雨漏りを受け止めている場合、それは金運の上昇を表します。
いわば、恵みの雨ですね。意外な臨時収入がありそうです。
・雨漏りで自分が濡れる
体の一部分が雨漏りによって濡れてしまった場合、その部分に関する低迷や病気など不具合があることを表しています。
「頭」は失言や失敗、「手・腕」なら身近な人物との人間関係。「足」は生活基盤への不満などを象徴しています。
また、全身が濡れている場合は体の一部分とは異なり、運命の出会いを表しています。
いかがでしたか?
雨に関する夢占い。雨が降った時の自分の気持ちによっても、結果が少しずつ異なってくるそうです。
蒸し暑くジメジメして、寝苦しい夜が続きますが
良い夢がみられますように。
以前のコラムで一度紹介しましたが、雨漏りは放っておくとさまざまな二次被害を引き起こします。
今回は二次被害のひとつであるカビと、さらに人体に影響を及ぼすカビ毒についてご紹介します。
雨漏りを放置したままにしておくと、雨水の通り道にしたがってシミができるようになります。
それでもなお放置し続けると発生するのが、カビ。
カビは湿度60%以上、温度20~30度の環境下で発生しやすく、塗装や接着剤、木材や空気中の汚れを栄養源として繁殖します。
日本はカビの多い国と言われますが、これは多湿で温暖な日本の気候と、カビの成長しやすい環境条件とがよく合っているからなのです。
続いてカビ毒についてです。
カビが作り出す、人体に悪影響をもたらす化学物質を総称してカビ毒といいます。
雨漏りにより、天井や壁の裏で繁殖したカビが悪質な化学物質を吐き出し、それが呼吸器疾患やアトピーなどに繋がる危険性もあります。
また、カビが引き起こす病気のひとつに、夏型過敏性肺炎があります。
夏型過敏性肺炎とは、カビの一種であるトリコスポロンを吸うことで肺がアレルギー反応を起こし、微熱が出たり、咳や痰が出たり、体がだるくなったりする病気です。
症状が夏風邪と似ているため勘違いされやすいですが、病院でのしっかりとした治療が必要です。
このように、カビはそのまま放置しておくとさまざまな悪影響をもたらします。
雨漏りが発覚した際は早めの点検・修理を心がけましょう。
お問い合わせは日栄商工まで、お気軽にご連絡ください。
近年の戸建住宅は、デザイン性を重視した建物が多く見受けられます。
今回は、そんなデザイナーズ物件と雨漏りのリスクの関係についてお話しします。
【雨漏りの統計】
住宅保証機構がまとめた保証事故の統計から、これまでの雨漏りの件数を拾い出し、雨水の侵入個所を「屋根」と外壁や開口部といった「外壁側面」に分けて整理した結果、2007年以降は、屋根からの雨漏りよりも、外壁側面からの雨漏りの方が5倍近く増えていることが確認されています。
【雨漏りの原因】
外壁からの雨漏りの主な浸水経路としては、外壁のひび割れ、開口部、配管や配線などの貫通部分、バルコニーなどがあります。
住宅側面に該当する部位での雨漏りトラブルの背景にはいくつかの理由があるようです。
軒の出の長さや屋根の形状の違いによる雨掛かり※1が、雨漏り発生のリスクを高めている主な原因です。特に軒の出が少ない家屋は、外壁側面の雨掛り量が多くなります。軒の出幅に関しては、60〜90cmが理想的な出幅となりますが、最近の建売り戸建住宅では、軒の出幅が15cmという家屋もよく見かけます。
軒の出の長さだけでなく、屋根の形状や勾配の違いでも、雨掛りの多い個所や範囲は変わります。つまり、軒や庇を十分に確保せず、複雑にデザインされた屋根や下屋を設けた住宅は、雨漏りトラブルに関係してくるということです。
外観を重視するあまりに、雨仕舞※2への配慮や防水施工の品質確保が十分でない場合は、後に雨水が侵入して雨漏りが発生します。これらのトラブルを回避するためにも、設計から施工の段階で雨仕舞や施工の不具合などを未然に防ぐことが必要です。
※1 雨が降れば、常時濡れてしまう場所のことです。
※2 建築用語の1つで屋根や外壁、アルミサッシなどから雨水が住宅内部に浸入をしないようにすることです。
雨漏りはどんな建物で、どんな場所に多いのか?
今回は、全国雨漏検査協会が作成した「雨漏り検査白書」から、雨漏りに関するデータを紹介します。
① 雨漏りの検査依頼が多い建物の構造
木造2階建て・・・・・54%
木造3階建て・・・・・27%
鉄骨2階建て以上・・・8%
建築件数を考えると木造2階建ての検査依頼が多いのは当然ですが、建築件数と依頼の割合でみると、木造3階建ての検査依頼が最も多いのだそうです。
どちらにせよ、木造建築を検討する場合は雨漏り対策について十分な注意を払う必要がありそうですね。
② 雨漏りの検査依頼が多い建物の築年数
1年以内・・・・・・59%
2~3年以内・・・・20%
10~20年以内・・11%
驚くことに、築1年~3年の間に検査を依頼する割合が全体の約80%を占めています。
建物が新しいから雨漏りの心配はない、という認識の人は多いと思いますが、新築だからといって油断するのは危険かもしれません。
③ 雨漏りの発生箇所ランキング
1位 サッシまわり
2位 下屋取り合い
3位 外壁
雨漏りといえば天井から・・・というイメージだったのは私だけでしょうか?
最も問い合わせが多いのは、窓などのサッシまわりでした。
2位の下屋は、母屋から張り出して作られた屋根のことで、上のイラストでいうドアの上部分の屋根をいいます。この接続部分からの雨漏りが2番目に多い、ということになります。
以上、一部ですが雨漏りに関するデータをご紹介しました。
普段から気をつけていても、雨漏りの発生を完全に防ぐのは簡単ではありません。
しかし修繕費用を少なくするためにも、被害が大きくなる前に発見・修繕することが大切です。
日栄商工は、ハイレベルな施工・専門知識で雨漏りのトータルケアを行っています。
また、メンテナンスを始めとした細かな点検も丁寧に行っています。
雨漏り修繕や点検をお考えの際には、お気軽にお問い合わせください。